新しいトレーニング・「ゆる」(2)

数年ぶりに高岡英夫という存在を思い出し、パフォーマンス向上のためにゆる体操なるものを取り入れようと決心、ついに2本のビデオを入手した。それが、

「クリームミルクのゆる体操」
「達人トレーニング入門」

職場に配送してもらい、届いた包みを開けてみると・・・
え、エ○ビデオ!!
ピンクのロゴをふんだんに使ったデザインに怪しげな男女が笑顔で写っているパッケージ。どう見てもアブノーマルなビデオだ。いや、このデザインですら、見る人をリラックスさせる効果を狙っているのかもしれない。ともあれ、家に持ち帰って早速見てみることにした。

まずはゆる体操。今まで本で見たような説明の後、実践者が紹介されていて、その中になんとSAJのデモンストレータ金子裕之まで入っていた。やはりスキーにもゆるが応用できるということなのか。

ゆるの種類には骨のゆる「ほゆる」、筋肉のゆる「きゆる」、内臓のゆる「ぞゆる」があり、それぞれのゆるで体のパーツ一つ一つを意識して行うのだが、初心者はまず「ほゆる」から始めたほうがよいとの事。ビデオに出てくる講師と同じように実践してみる。当然できない、動きが全然違う。ハマの大魔神みたいな顔して、ゆるすぎるくらいゆるい動きをしている。

ゆらし方に決まりはないらしく、とにかく気持ちよくなるようにゆすれとのこと。意識としては、骨がクリームかミルクのようにトロトロのバラバラになることをイメージする。そうして頭から始まって足の先までゆるをかけていく訳だが、気持ちの上からもゆるむためにすごいダジャレが繰り出される。

「次は、さぁこっつだ。鎖骨のゆるですね」
「上腕がジョワーンとするように」
「心臓のゆるはよーくやらないと、シンゾー」

こんなもので驚いてはいられなかった。極めつけは「Vゾーン体操」だ。これは股関節の意識を高めるために行うのだが、仕事などで失敗したときや気持ちが落ち込んだときなどに使うと不思議と元気を取り戻すものらしい。

やり方は、足の付け根のV字ラインをこすって刺激し、掛け声と共に大きくV字を描くというもの。分かりやすくいうとコマネチ、さらに分かりやすくいうと先行者だ。
これも一緒にやってみる。ビデオの中の3人と一緒に声を出してV字を描き、

「Vゾーン!」
「Vゾーン!!」
「Vゾーン!!!」

あやうく中華キャノン砲が放たれるところだった。ともあれ、なんだか元気が出たような気になった。職場の人と一緒にとか言ってるし、これはオススメだ。というかすでに結構広めている。

なんだかんだで30分ほどの内容を一通りやってみた。効果のほどは・・心なしか体が軽くなったような気がした。いずれ、数回やった程度で差が出るとは考えにくいので、筋トレして筋力に差が出てくるといわれる3ヶ月を目安に取り組んでみようと思う。結果報告はそのあとで。

<達人トレーニング入門編へ続く>

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