フリーライドとかニュースクール(←最近言いませんが)と呼ばれるスキーが登場して以来、熱い注目を浴びる3Dエア。
「今年こそ3Dを!」と思いつづけて早数年。雑誌をあさり、トランポリンやらウォジャンやらであれこれ試してきました。おかげで動きはともかく頭では大分理解できて来ました。
が、どうしてもよく分からないエアがありました。それが
D-spin
マイク・ダグラスが生みの親といわれ、コンテストどころか今ではモーグルのエアとしても使用される人気のエア。男も濡れる魅惑のワザに心惹かれつつも、回転もやり方も理解できなかったので「まぁ関わることはないだろう」とあきらめてました。
ところが先日行ったウォジャンで、未熟ながらもそれらしき動きができ、ザ・ハンドが空間を削り取るかのように憧れのエアが一気に近づいた(気がした)のでした。
しかし、撮影ビデオを見る限り、回転としてはよさそうなのですが、W杯ビデオなんかで見かけるものとは何かが違う。
その後、miuraさん(@O)とD-spinてナンナノ?という話になった時、バックフリップの延長にヒントがあるんじゃないかという意見が出て、「あーそうかも」と納得したものの、WJでかけたときにそんなイメージは全くありませんでした。
さらに、HPで調べるうち「D-spinのかけ方は180+ミスティ540」との情報をゲット。これなら自分のイメージと一致します。
でも、そうするとバックフリップに思えたものは一体(
゚Д゚)ナニ?
そこで、D-spinについて研究することにしました
#前フリ長かったー(;´Д`)
(*´∀`)D-spin研究(´∀`*) テーマ1.D-spinはどんな動きか テーマ2.どうやってかけるか |
まず、どういうムーブメントがD-spinなの(´ム`
)?というところを整理してみました。
3D系のワザは、スピンの軸をどの方向に倒すかということで定義されますが、飛んだ地点を時計の文字盤の中心と考えて進行方向を12時とすると、ロデオやミスティで頭の向きが3時もしくは9時、コークとD-spinでは6時方向になります(多分)。
つまり、上から見た場合にコークとD-spinは同じ方向に軸が傾いている訳ですが、2つのワザで何が違うかといえば横から見たときの軸の傾き具合、つまり頭が足より下がるかどうかということです。
横から見て軸が水平な場合はコーク、それより頭が下がった軸になっていればD-spinということです(言い切っちゃった)。
軸を倒す方向(上から) | 横から見た軸の違い |
この定義でいけば、先日リステルで試したエアはD-spinだ!ってことになるのですが、軸はよさげな感じでも正直かっちょ悪いです。
(画像は割愛(*_
_)人ゴメンナサイ)
そこで、何が足りないか検証するためにザ.モーグル2004Aをじっと|д゚)カンサツ
|д゚)カンサツ
|д゚)・・・・・・
|д゚)
キタキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
足りないと思っていたものは、コークとD-spinの違いとも言えるものでした。
720で考える場合、コークは2回転目も横倒しの軸のままですが、D-
spinでは2回転目で着地を見にいくというか頭を返す動きで縦回転が強まってバックフリップのように見えたのです。
2回転目を縦に回ろうとすることでバックフリップ的な動きや頭を軸にした円錐状の動きになるのであって、単に軸を傾けて頭が下になっただけではコークの範囲内なのです(また言い切っちゃった)。
縦回転を強めるということは、当然頭が足よりも下がるわけで、そのことも含めて結果をまとめるとD-spinは以下のように定義できると思います。
(*´∀`)D-spinの定義(´∀`*) 1.スピン軸の傾きが進行方向と逆向き 2.スピン中の強い縦回転でBFあるいは頭を軸にした円錐状の軌跡を描く |
理解いただけたでしょうか?「アタマで飛ぶ訳じゃないんだからリクツ並べたってねぇ」という意見もあるでしょうが、実践だけで覚えられるほど体に学習能力がないもので・・
と、ここまで書いて思ったんですが・・・結構、
「そんなことも知らんの?」
って感じだったりするんでしょうか?(´・ω・`)ショボーン
・・・と、いうことはあまり気にせず、テーマ2「どうやってかけるか」に続きます。