(番外編)本気出して記憶たどってみた

12月に入っても雪不足だった夏油がようやく滑れるようになったので初滑りに行くことにしました。前日は浮かれて、一日たっぷり滑って家を空けるからと家族に気を遣って家事しまくりでした。

明けて23日早朝。予定より少々遅くなったものの、夏油に向けて出発。途中で実家に寄って冬用ワイパーを装着し、冬仕様の完成です。
車を走らせていくと路面に積雪が。今年初めての雪道ドライブなので慎重に、と思ったことを覚えています。さらに峠を走っていくとバスが走っていましたが、ブレーキランプをせわしなく点灯させる(←これが嫌い)ので、広い場所を選んでパス。下りにさしかかってからは、「スタッドレスも効かなくなってきてるだろうから今シーズンはおとなしく走らないとなー」と確かに思っていたはずです。途中でブレーキを試したりして、雪道の感覚に早く慣れようともしていました。

そして出発から1時間ほど経った頃、
「間もなく水沢だなー」
「スキーでユーミンもいい加減飽きたなー」
「今日はどんな感じに滑ろうかなー」
などとボンヤリ考えていると、突然車が流れ出しました。道はなーんの変哲もない直線コースでしかも制限速度内。前には車が2台ほど走っていて流れに乗った感じだったのですが、自分の車だけが尻を振っています。

<<ここからおぼろげな記憶>>
「やべ、ブレーキ!」
(と思いながらビビってるのでハンドルも切ってしまう)
「戻らねー。切り足せ」
(そしてなぜかブレーキリリース。ABS非装着車と勘違いしたか)
「切り過ぎたー。戻せー」×2、3回
(途中ホーンなんか鳴っちゃって恥ずかしさ倍増)
「歩道に突っ込むー!!」
ド━━━━━━m9(´∀`)━━━━━━ン !!!!!

気づくと対向車線と道路右側にある縁石を乗り越え、歩道上に停止していました。
「やっちまったー」

外に出ると、右フロントタイヤがパンクしてリップスポイラーの塗装がはげていましたが、目だった外傷はなし。タイヤさえ替えればイケそうな雰囲気。
なんとか自走して移動し、タイヤを交換してると近所のおじさんが寄ってきて話しかけてきました。なんでもこのあたりは直線なのに冬場は凍結して事故が多いとの事。何度となく通ってましたが初耳でした。ワタシの3分ほど前にもスピンして戻っていった車があったとか。
と、話している間にも反対側から来たクラウンが歩道にすっかり乗り上げてカメになってました。恐るべし。
タイヤ交換が終わって、今度はカーショップを目指します。が、車を走らせてすぐ異常に気づきました。
「フロントタイヤがグラグラしてるー」
「ステアリングが曲がってるー」
この時点で初滑りがなくなったことを悟りました。

なんとか水沢のオートバックスにたどり着いたのが9時前。店が開くまで時間があったので、ディーラーに電話してみたら見てもらえるとの事。おっかなびっくりながらも店を目指します。
車をジャッキアップしてもらって見てみると、あきらかに何か壊れてます。左フロントのスタビライザーリンクとロアアームがとりあえずヤラれているとのこと。見積額はその箇所だけで3万円。さらに4輪アライメントが必要との話でした。整備工の父と相談して、とりあえず北上経由で大船渡まで自走することに決めました。店を後にして走り出しましたが、左フロントがグラついて怖くてしょうがありません。
せっかく内陸に来たことだし、スタッドレスタイヤを調達しようとショップに電話確認してみたりしましたが、どこも高すぎ。それでも今後のことを考えると早く調達したいし・・とここまで考えて閃きました。
電器屋のインターネットコーナーでヤフオクから注文すればいいヤン
そして折角北上まで来たからとアメワルに寄ることにしました。大変な状況と分かっていても今日の日を無駄にはしたくない三十二の心。

開店したばかりの店内は客もまばらで、練習にはもってこいです。受け付けで店員に話しかけられました。
「夏油行くんですか?」
それもそのはず。着替えを忘れ、DKから譲り受けた青スパイダーを着っぱなしでした。
「いや・・予定変更で・・・」
アメワルのトランポリンは久しぶりでしたが、簡単に高さが出せて楽しかったです。こんなときに限って調子が良く、久しぶりに視界がはっきりしたままコーク720ができたりしました。Dスピンも好調。しかしいつもどおり見る見るうちに体力を奪われ、しまいにはDスピンで首落ちしそうになったので終了。その後ケーズ電器へ。

オークションで物色していると、ブロードバンドの申し込みコーナーにいたおばお姉ちゃんに声をかけられ、話すうちにスキーのことが出てきて意気投合。安比でパトやったりしているとの事(どこかで見た展開!?)。結局オークションでタイヤを申し込んで大船渡へ移動。道中はとても怖かったです。

家に着いてから父に事情を説明し、一通り見てもらってから部品調達へ。幸いスクラップ業者は開いていて同じ車も見つかり、無事100円で部品ゲット。取り付けしてもらってから試運転に出かけましたが、ハンドルが曲がっていること以外は違和感なし。左前のホイールがゆがんでいるようでしたが影響は感じられませんでした。
あとはハンドルですが、業者でサイドスリップの量だけ確認してもらって、狂ってなければOKということにしてハンドルの位置だけ調整するという作戦にしました。電話で確認したら営業しているとのことだったので急いで工場へ。ジャッキアップしてもらって工場の人と父とでどうたらこうたら会話してました。結局、ぶつけた箇所が必ずしも特定できないので部品を交換しながら4輪のアライメントを取った方がいいだろうという話でした。が、そんなに金かけてられないので妥協点を模索中といった感じです。

そんな訳で、初滑りのはずがモーレツに長い1日となってしまいました。でも、ケガしなかったのと自爆で済んだのは本当にラッキーでした。この記事を読んでいる皆さんは人一倍冬道を走っていることと思いますが、明日は我が身と気を引き締めてもらえればワタシもぶつけた甲斐があるってモンです( ・ g・)うそーん

今回の教訓
タイヤはケチらない(4シーズン目でした。。)
腕を過信しない(冬道は慣れてると思い込んでました。。)
気を抜かない(直線と思って相当油断してたような。。)
ABSついてるならブレーキ離さない(何やってんだ俺。。)

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